ある研究に救われ。第2の人生、まるで”夢のよう”。

その後も動悸による不安な日々は1年近く続き、病院で検査をすることに。

「病院で検査してもらったんですけど心電図は普通。人間ドックでも異常なしって言われたもんですから…。私は死ぬかと思うくらい不安なんだ!って主張するんですけど、分かってもらえないんですよね。年齢じゃないですか?ってばっかり」

もう自力で治すしかないと思い、食事や生活面を見直すことに。

「このままじゃだめだと思って、食事や普段の生活の見直しを始めましたね。インターネットでも、血液がサラサラになるものが良いとか?いろいろ調べましたよ。そうしている中で、”血管”が一番のカギを握っているのかなって気づいて。たどり着いたのが、小林教授の研究だったんですよね」

そう話すのは、山口大学 小林誠教授の研究内容であった。動悸や胸の痛みなど心臓に関わる不調は、「血管の異常収縮」という現象が関わっていることを発表している。

「もうやっと見つけたという感じ。今は動悸の不安から開放されて、安心して眠れるようになりましたね。小林教授の研究に出会っていなかったら、やっぱり怖くて生活できていないじゃないかってくらい。
今は意欲が湧いてきて、10年ぶりにテニスも再開できたし、ボイストレーニングやピアノもやってます。精神的にも充実していて、毎日楽しくて仕方ない」

「夢は健康の上に成り立っているものだから、小林先生には本当に感謝ですね。主人にはこれまでつらく当たってきてしまったから…第2の人生、ここから取り返していきたいですね」

ご主人「私も仕事柄いろんな方の人生に関わってきましたが、病気なく、健康でいることが第一だと思いますよね。妻がここまで元気になって、一緒にテニスができる日が来るなんて夢のようですよ。将来がまた楽しみになったなって」

旅行が大好きというご夫婦。将来は、寒い所・暑い所にそれぞれリゾートマンションを2つ買って時期に合わせて旅行に行くのが夢だという。

長期に渡った苦難を乗り越えた姿はとても明るくイキイキとした様子で、「健康であれば、気持ちも行動も前向きになれる」そう感じされてくれるようなエネルギーに溢れていた。

動悸や女性特有の不調で同じように悩んでいる人も多いが、自分の行動次第で、カラダも心も大きく変えられることもあるのだと痛感した。

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