【片頭痛】娘の一言で、頭痛しらずの人生へ。
解決のカギとなったのは?

宮城県在住 鈴木清子さん(63歳)

中学生からの片頭痛に悩み、さらには両親ともに脳梗塞・脳血栓に襲われた。自分の脳の血管にも、いつか大きな影響があるのでは…そんな恐怖の生活だった鈴木さん。

脳の血管に起こっていた、異常な現象

脳の血管に起こっていた、異常な現象

「あまりに重度の片頭痛で、家でもぐったり元気のない私を常に心配してくれていた娘。ある日ぼそっと『ねえ、ママの症状ってこれなんじゃないの?』と教えられました。」

それは山口大学の小林誠(こばやしせい)教授が研究していた、血管の異常収縮というもの。

「片頭痛持ちの父親は脳梗塞で亡くなっているし、脳の血管が収縮して起きている可能性もあるんじゃないかって、良く調べていけばいくほど、納得できたんですよね。

そこからは、片頭痛によいとされる玉ねぎや納豆などの食事を気を付けたり、小林先生がおすすめするEPAを取り入れるようにしていきました。」

「そしたら1,2週間ぐらい経ったときに「あれ?」って。頭が痛くなることも、気持ち悪くなることも無くなっていたことに気づいたのです。」

「片頭痛って、起こると本当に動けなくて、丸一日憂鬱なんですよ。でも今は本当にうそのように、ズキズキ感もなくなって、元気に犬の散歩もいけますし、同居している孫のお世話もへっちゃら。

大好きな旅行も安心できます。つい先日も仙台から東京までも一人で運転していきました。」

愛犬との散歩も楽しいと思えるように。 昨年に娘さんと音楽ライブに出かけた時の写真。

「脳梗塞の不安もなくなって本当にうれしい。片頭痛で失った時間をとりもどして、人生を楽しみたい。

私と同じように悩んでいる人、たくさんいると思います。同じ気持ちの方に少しでも届けばいいなー。」

40年にもわたる長くツライ片頭痛を乗り越えた鈴木さん。その姿からは、あれもしたい、これもしたいという前向きで明るいオーラに満ち溢れていた。

片頭痛は目に見えない悩みだからこそ、気づいてもらえない、理解されない、思うように生活ができないなど、日常に多くの悩みを抱えている人が多い。でも、周囲に話して自らの悩みと向き合っていくことが、解決においても大切なことなのだと実感した。