家事もままならないほどの頭痛だった私に変化が。

7年にも渡り片頭痛と向き合い続けてきた樫村さん。

片頭痛にはこれがいいと言われればマッサージをしたり、ホットアイマスクや氷枕をしたり。少しは楽になった気がしても、やはり一時的だった。

このまま一生付き合って行かなきゃ、と諦めていたとき、ある研究が片頭痛にも関係しているかもしれないことを知る。

「頭痛について調べると、色々と原因が出てくるんですよ。気圧以外にも嚙み合わせの問題とか。その中で山口大学の教授が、血管の異常収縮っていうのを研究されているのを見たんですよね。血管がぎゅっとなる現象。片頭痛にもそれが起こっているかもしれないと聞いた時はびっくりで」

「夫にも相談したんですけど「嚙み合わせが原因で閃輝暗点の症状は出ないだろうし、血管が原因の可能性があるなら自分の体に合うものを続けてみる事が一番じゃないか」って言われました。」

それをきっかけに食生活も見直し、小林教授がすすめるEPAを取り入れるように。同時に頭痛が起こる日をメモしていた樫村さん。生理や気圧変動のタイミングで起こっていた片頭痛に、少しずつ変化が。

「あるとき、あれ?来てない?って思ったんです。痛くなりそうな感覚自体が激減しました。おかげで、今では痛くないことのほうが普通になっちゃって」

「すごい革命的な出来事!ってひとりで興奮してました」

悩みが10だとするといまは?という質問に対し、

「1?0?悩んでないです!痛みがあるときだけメモしようと思ったけど、痛くないからメモすること自体無くなったんですよね。雪が降って天気が悪くなった時でも、あれ、何ともない!って」

片頭痛の悩みもなくなり、気持ちも前向きに。

「頭痛が無くなった今、周りにごめんなさいって思う気持ちが少なくなったんですよね。特に天気が悪い時は、謝る前から申し訳ない気持ちでいっぱいだったんで。」

「子供に対しても、前より余裕をもって接することができてますね」

さらには、これまでは抵抗のあった運動もできるように。

「以前はほんの少しの運動でも、頭痛くて無理!ってなってたんですけど、いまは少しずつなわとびで運動ができているんですよ。動ける時間も増えたから嬉しいです」

そんな様子を見た旦那さんやお母さんも驚いているという。

「母には、目に見えない痛みはわからないから、自分でなんとか調整しなさいってよく言われてましたね。だから頭痛の悩みがなくなったと報告した時は『えー!無くなるもんなんだね』ってびっくりしていました」

「片頭痛って一生付き合っていくものだと思っていたから。体の悩みが1個減るって大きいことで、自分でもかなり悩んでいたんだなって思いました。これからは育児&家事のパフォーマンスをあげて、もう一段階上のお母さんになれたらって思います。」