┃この生活をなんとかしたい

気づくと1年弱ぐらい、心臓を気にしながら何度も病院を回る生活を続けてて…もう精神的にも疲弊しきってました。

そんな時たまたまテレビで山口大学の小林先生の研究についての番組を見かけたんです。

血管が原因の病について研究している方だったんですけど、自分にも当てはまる症状があったので内容に興味が湧いて…。

先生の研究を詳しく見てみたら、自分の症状には血管の異常収縮という現象が関わっているかもしれないとわかったんです。



山口大学 小林教授の研究は、動悸や不整脈、狭心症など心臓に関わる不調に「血管の異常収縮」という現象が関わっていることを発表している。

┃頭をよぎった両親のこと、生活のこと

実は父親も脳の血管の病で46歳で亡くなったんです。 さらに母親も70歳の時にくも膜下出血で倒れたことがあって…。
自分の症状に血管が関わってる可能性があるとわかった時ドキッとしたんです。

きっと家系的にもともと不安があったところに、外食が多い乱れた生活や、ストレスなども積み重なって、結果的に血管に悪影響を与えてしまったかもしれないって思いました。

ご家族との旅行写真(父:中央、母:右)

それからは規則正しい生活を送ることを意識しつつ、小林先生がおすすめする血管の異常収縮を抑制するEPAというものを食生活の中に摂り入れてみることにしたんです。

┃悩んでいた毎日に変化が…

それからはみるみる胸の不快感が気にならなくなっていきました。
明らかに症状が出るまでの間隔が長くなったというか、回数が減っていったんです!

脈が早くなってからパクッと止まるのが一番怖かったんですけど、それもほとんどなくなりました。つまずく感じが劇的に減ったんですよ。

そうして気づいた時には、もう心臓のことを気にする必要もなく、以前の生活に戻れていました。
やっぱり自分の症状の原因は血管だったんだ!って思って。本当に驚きでしたね。

┃健康を取り戻した今、
鈴木さんが想うこと

苦しかった感覚もだんだん忘れて、今はお店の営業や趣味にも全力を出すことができるようになりました。

世の中も制限が明けて、最近はお店にもお客さんが増えたのでだんだん忙しくなってます。でも、もうどんなに動いても問題ないですよ!

お客さんに対しても素直に笑顔で「いらっしゃいませ」と言えるようになりましたね。

大好きなテニスも心臓のことを気にせずおもいっきりラケットを振れます。また試合にも出れるほど感覚を取り戻せたので本当に嬉しいです。

今58歳になりますけど、これから20年、30年と続けて、80歳になっても大会に出たいと思ってます!

今年はしばらく延期だった地元のお祭りも、やっと大々的に開催できるようになったんです。物心ついた時からずっとお神輿を担いできたので、また参加できるようになって嬉しいです。

今年開催の「住吉神社例大祭」にてお神輿を率いる副会長の鈴木さん。

あのとき、先生の研究に出会っていなかったら、今の自分はいなかったと思うので、小林先生には本当に感謝しています。

好きなことを全力でできるって幸せなことですよね。

たまに暴飲暴食をすることもありますが、当時の事を思いだすと身が引き締まります。
二度とあんな苦しみは味わいたくないですからね(笑)。

月島でお店を始めてもう25年目になります。これからもお店を続けつつ、月島の伝統をしっかり支えられるように、今まで以上に健康に気をつけて頑張って行きたいですね。