あなたの悩みの原因。実は血管に異常な現象が起きていた!?

突然ですが、あなたは胸の痛み、動悸、頭痛、めまいなどに悩んではいませんか?もしかしたらその悩みは、あなたの血管で起きている異常な現象が原因かもしれません。今日はその謎について、詳しくお話ししていきます。

誰の血管でも起こる可能性のある異常な現象。これを血管の異常収縮と言い、突然血管が痙攣(けいれん)するようにして縮み、血液の流れに障害をきたす状態のことを指します。また医学用語で血管れん縮(スパズム)とも言われています。

前触れもなく突然血管が縮んで、血流を滞らせてしまう異常な収縮
前触れもなく突然血管が縮んで、血流を滞らせてしまう異常な収縮

突然健康な血管を異常に収縮させてしまうことから、大変に恐れられている存在で、動悸、胸の痛み、頭痛、めまい、しびれといった日常で起こる症状だけでなく、脳梗塞、心筋梗塞などの重篤な病気の引き金になることも。

そしてこの血管の異常収縮の最大の問題は、「どのようにして起こるのか原因不明だった」ことにありました。

世界初の解明を成し遂げたのは、日本人の医師だった!?

長年、医学界で原因不明の難病と恐れられてきた血管の異常収縮。この原因を解明しようと世界中の研究者が力を注いでいましたが、思うような結果は出ていませんでした。
もちろん医療の現場では、幾度となく血管の異常収縮による理不尽な死が起きていました。

その救えない悔しさと無力さが積み重なり、「血管病を撲滅したい」と研究の道に進んだ循環器内科医師の日本人がいます。それが山口大学の 「小林誠教授」。

研究をはじめて15年後、ついに世界で初めて「血管の異常収縮のメカニズムを解明」しました。その後もいくつもの世界初の発見を成し遂げ、血管病研究において、常に世界のトップクラスを走り続ける小林教授とその研究チーム。
研究成果は、世界トップクラスの医学雑誌が特別に絶賛するなど、医学界から非常に高い評価を受けました。

そんな小林教授に、フォークシンガーのなぎら健壱さんが鋭く迫ります。

小林誠教授となぎら健壱さん