「EPA」を吸収できない人がいる!?

小林

ところがですね、また別の問題が浮上しました。せっかく「小林式EPA」を投与しても吸収できない人がいることが分かったんです。40代、50代の中高年になってくると健康な人でも、脂質の吸収に必要な肝機能と胆汁の分泌機能が衰えている場合があることが分かったんです。
つまり、せっかくEPAを摂ったとしても体に吸収されにくくなるのです。

小林誠教授のテロップ。EPAを飲んでも吸収できない人がいる!

なぎら

ちょっと待ってください、私あの~、お酒の方が好きで、毎回医者行くと肝機能などが注意されるんですけど、あまりよろしくないですか?

なぎら健壱さん

小林

よくないですね。EPAの吸収テストをするとですね、EPAがあまり吸収されない・・・・ということになるかと思います。そこで、EPAの吸収を高めるため肝機能をサポートする7つの食品成分を加えるとよいことがわかりました。

7つの吸収促進成分がEPAの吸収を高める

小林

さらに血中へのEPA濃度をヒト試験で比較しました。すると、EPAだけを摂取するより体内の吸収量がおよそ2倍になったのです。この結果、通常のEPAだけと比べて7つの成分を加えた小林式EPAは吸収しやすいことがわかっています。

吸収促進成分によってEPAの吸収量が2倍に

なぎら

ほお~吸収を高める7つの成分が、小林式EPAの吸収を助けてくれるってことですね。

小林

そうなんです。水溶性実験をしてみても、本来EPAは脂質なので水に混ぜても分離してしまいますが、7つの吸収促進成分を加えた小林式EPAは、ご覧の通り、水に溶けやすいことが分かりますね。

7つの吸収促進成分を加えた小林式EPAは、通常のEPAより水に溶けやすい

最後に

なぎら健壱さん
なぎら

小林先生にいろいろお話を伺いました。小林先生の「患者さんを救いたい」という強い思いが、数々の世界的発見や小林式EPA開発に結びついてらっしゃるんだなというのがよくわかりました。私が悩んでいたことも、解決できた気がします。来てよかったと思います!

小林誠教授
小林

急に奪われる命を救いたい。その一心で今日まで研究をしてきました。誰にでも起こり得る血管病による突然死を未然に防ぐためには、「血管の異常収縮」を抑制することが唯一確認された「小林式EPA」が大事なキーワードです。食品である小林式EPAは真の予防が可能です。加えて7つの吸収促進成分も重要です。自信をもっておすすめします。

小林教授研究チームの研究実績

山口大学  小林誠教授

小林誠教授

1980年九州大学医学部卒業後、同大学循環器内科入局。米国医師国家試験(ECFMG)にも合格。1985年に世界で初めて、カルシウムイオンの測定に成功する。その後渡米し、ペンシルベニア大学、バージニア大学、九州大学の助教授を経て、1996年より山口大学で教授職を務める。
2021年4月から山口大学医学部の先進予防医学講座の特命教授を務める。

世界に先駆けて、血管病による突然死の主因となる「血管の異常収縮」の原因分子を発見し、そのメカニズムも解明。さらに特殊な立体構造のEPAによる阻害効果も発見。現在も『血管病の撲滅』を掲げ、日々研究を続けている。

世界初 1985年 / カルシウムイオンの測定に成功

正常な筋収縮を起こす血管平滑筋細胞内のカルシウムイオン濃度の異常上昇が、「血管の異常収縮」を引き起こす要因であると考えた小林教授は、カルシウムイオンの測定に世界で初めて成功。世界屈指の医学雑誌『Science』にて論文を発表し、また『Nature』の表紙を飾るなど、世界の注目を集めた。

世界初 2000年 / 「血管の異常収縮」のメカニズム解明に成功

小林教授と研究チームは、度重なる研究の末、2000年、世界で初めて「血管の異常収縮」のメカニズムを解明。そして、SPC(スフィンゴシル・ホスホリル・コリン)という脂質が「血管の異常収縮」を引き起こしていることを突き止めた。 それは、生物学の常識であったカルシウムイオンによる血管の正常収縮とはまったく違うメカニズムで起きていた。さらに、原因物質であるSPCは、細胞膜の構成成分から簡単に作り出されてしまうため、「誰にでも血管の異常収縮が起きる可能性がある」ことが明らかになる。

世界トップクラスの医学雑誌「Circulation Research」に掲載され、編集者による特別解説ページにも取り上げられ、絶賛された

世界初 2002年 / EPAの「血管の異常収縮」抑制作用を発見

メカニズム解明後、特効薬の開発に着手し、魚油のEPAが血管の正常収縮を抑制せず「異常収縮」のみを抑制できることを世界で初めて発見。医学界で話題となった。小林教授らの研究成果は、最終的に医学雑誌『Circulation Research』に3度掲載され、そのうち2度も編集者に特別に紹介されるという極めて稀な評価を受ける。さらに、数々の新聞でも紹介され話題となった。

世界的に権威のある医学雑誌に掲載され、メディアにも絶賛された

2006年 NEDOの助成対象事業に採択される

「小林式EPA」の研究開発が経済産業省所管の出資機関NEDOの助成対象事業に採択された。食品における研究が助成の対象になることは非常に稀で、その有益性が高く評価された出来事と言える。
※NEDO:新エネルギー・産業技術総合開発機構

NEDOの助成対象事業に採択される

2013年 公益社団法人発明協会の会長奨励賞を受賞

EPAの発見と体内吸収量増加の研究が評価され、公益社団法人発明協会の会長奨励賞を受賞。優れた発明や意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰する伝統ある会で、その中でも最高位の賞で表彰。

受賞時の小林誠教授

2013年・2014年 「血管病予防食品」の研究成果が2つの特許を取得

2005年より「小林式EPA」の研究開発、およびEPAの体内吸収量を高める研究を行ってきたその成果が「血管病予防に効果を有する食品組成物」として、2013年、2014年に相次いで2つの特許を取得。

血管病予防食品の研究成果が2つの特許を取得

小林誠教授

【血管病研究の第一人者】
国立大学法人 山口大学 小林 誠 教授

1980年九州大学医学部卒業後、同大学循環器内科入局。米国医師国家試験(ECFMG)にも合格。1985年に世界で初めて、カルシウムイオンの測定に成功する。その後渡米し、ペンシルベニア大学、バージニア大学、九州大学の助教授を経て、1996年より山口大学で教授職を務める。
2021年4月から山口大学医学部の先進予防医学講座の特命教授を務める。
世界に先駆けて、血管病による突然死の主因となる「血管の異常収縮」の原因分子を発見し、そのメカニズムも解明。さらに特殊な立体構造のEPAによる阻害効果も発見。現在も『血管病の撲滅』を掲げ、日々研究を続けている。

なぎら健壱さん

【レポーター】
フォークシンガー なぎら健壱 さん (67歳)

1952年、東京銀座(旧・木挽町)に生まれる。以来下町で育つ。
フォークシンガー、俳優、エッセイスト、写真家など多才なマルチタレントとして忙しい毎日を送っているが、いよいよ高齢者と呼ばれる年齢に。健康面は「完璧な健康体です!」と言いたいところだが、いろいろ検査すると生活習慣病の予備軍であるといわれる数値が高かったりする。夜布団にはいるとドキドキしたりして、まずいなと思うことがある。