長年悩まされた”動悸”と”不整脈”。
発作に怯えた日々から解放された理由とは。

富山県 南克子さん(75歳)

「ふーっと気が遠くなるような感じがしてそこからドンドンドン!という動悸がくるの。」

意識を失いそうになるほどの激しい動悸に長い間悩まされてきたという南さん。

病院で不整脈と診断されるも、その原因は不明。いつ来るかもわからない発作に怯えて過ごす毎日を送っていた。

そんな生活から一転。現在はパンフラワーにガーデニングと趣味を楽しむ元気なご様子。

これまでの不調を感じさせないほどまで回復したきっかけとは?

ご本人に当時のお話を伺った。

出産を機に悪化した動悸と不整脈、
日常生活の大きな負担に。

動悸や不整脈の症状は子供の時から感じることがあったんです。小さい頃から体が弱かったというのもあり、しょっちゅう体調を崩しては親に苦労をかけていましたね。

でも結婚して子供が生まれて以降、症状はより酷くなってしまって…。

子供が生まれる前は”どーん”と1回だけ強い動悸が来るような感じでした。それが子供が生まれてからはふーっと意識が遠くなるような感覚のあとにドンドンドン!という激しい動悸に襲われるようになって。数分で治まるけどそれが1日に何回もくる状態。

主人は仕事が忙しく出張で家に帰ってこないことが多かったんです。乳飲み子を抱えながら「私がもしもこのまま意識を失ったらこの子は死んでしまうかもしれない…」と思うと、もうひやひやして生きた心地がしませんでした。

南さんを襲った激しい動悸の症状は2人目の子供が生まれたのを境にさらに悪化していった。

38歳の時に2人目の子供を出産しました。それからはこれまでと比べものにならないほど頻繁に来るようになって…。

動悸の症状が悪化したその時は町内会やPTAの役員も勤めていたんです。それに加えて2人目の小さい子供も抱えていて…毎日忙しくてかなり疲れきってました。

症状が出るタイミングはしょっちゅうで、家にいる時だけでなく、買い物や子供の送り迎えの時など外出している時でも動悸が起こってました。

いつ起こるかわからない発作のことを考えては、その不安でさらに症状が悪化するという負の連鎖に。

どうしようどうしようと焦るもんだから精神的にも不安定になって。そのせいで余計に酷くなる、の繰り返し。本当だったら家事や育児、PTAの活動ももっと力を入れてやりたいのに…心臓に不安があることが私の一番のネックでした。