治まらない症状に不安が増す毎日

年齢を重ね、子供が大きくなっても発作への恐怖は消えることなく、それどころか症状は月日が経つにつれて酷くなっていったという。

動悸が治まらないと、どんどん焦ってパニックでそのまま過呼吸になってしまって。主人に救急車を呼んでもらって緊急搬送されたこともありました。

発作が起こるタイミングは寝ている時でもお構いなし。夜中に激しい動悸に襲われて目が覚めたことも何度もあって。苦しい中なんとか這い上がり上の階の寝室で寝ている息子に助けを求めた時もありましたね。

どうにか改善できないかと思って近くの診療所から大きな病院まであちこちを転々としました。検査の結果、不整脈が出ているとは診断されているんですけど、どこの病院をまわってもその原因がわからなくて。

私は神経質なもんだから自律神経が乱れてるせいじゃないかとか、忙しさであんまり寝れてなかったことから睡眠不足で動悸が起こってるのではないかと言われました。

自律神経の乱れや生活習慣が原因ではないかと言われてからは「自律神経を整える」「心臓にいい」と聞くものを調べてはすぐに生活に取り入れたという。

病院で処方された薬は体質的に合わなかったんです。もう自分でなんとかするしかないと思いました。それで食事など、自分の生活を見直して改善することにしたんです。

心臓にいいと聞いた地元の山菜を摂ったり、お茶が体にいいと聞いて温かいお茶を飲む習慣をつけたり、色々と試しました。

自律神経を整えるには大股で歩くのが良いとも聞いたので、大袈裟なくらいに大股で歩いたりしてましたね。すれ違う人に笑われたけどこっちは本当に真剣だったんで…。